女性が安心して妊娠・出産・育児を迎えられたら。
産婦人科の現場・子育て支援課・小児科・活動している個人・想いがある個人・
お互いの存在を知り、必要な相談が来た時、必要な専門性のある場所へ紹介しあえたら。
そんな・・・繋がりで支えあえていけたら。
そんな想いでこの地域だから出来るネットワークの形が出来たらという想いで、取り組んでいます。
転勤の方が多い鹿屋市周辺では、少子化問題と言われながらも合計出生率を
(合計出生率とは・人口統計上の指標で一人の女性が出産可能とされる15歳~49歳までに産む子供の数の平均を示す。)
2018年度の全国合計出生率は1.43です。
H20~24年であれば全国で1.38 鹿児島市1.62 鹿屋市1.93
鹿児島県の子供の出生数は実際は多いのです。
一人で子育てを行う女性が周りにお願いしい状況も実際多い状況です。
利用したい時にすぐ利用できないのという声があるのも事実です。
子育ての途中で仕事復帰をする女性は増えていて、一時保育や夜間保育、認定子ども園、多くはなってきましたが
預けたいと思った時、空いている場所が、直ぐに見つかりにくい、預けるには自宅から距離が遠いことや、預ける為の理由が無いと行けない状況もあるようです。
病院に勤務している時、お願いしたい声の1つも、子どもの預かり希望でした。
産後の子宮収縮不良により出血があり入院しなければならない時、自宅にはご主人だけ。
両親は仕事をしていたりして日中は見れないという。
そういう場合は、病院よってはやむを得ず自費扱いで子どもを預かる時も。
(全ての産院が対応しているわけではありません。)
一番大きかったのは、4カ月の赤ちゃんで新生児室中を大きな声で泣いていた時もあります。
新生児の赤ちゃんと同じように沐浴漕でお風呂に入れたり、ベビー服だけは持ちこんで頂いて、泣きっぷりや、ミルクの飲みっぷりに、忙しい毎日の私達をなごましてくれた時もありました。
また、三人目の出産での子どもを見て欲しいという理由の時、
転勤家族のため、知り合いがいない。
上の子どもの行事に行きたいが、専業主婦の為、地域の子育てファミリーサポートや、一時託児への登録等をしていない状況。
病院へ預けられる理由も、保育園に預けられる月齢でも無いので、結局は子どもを連れて行事へ行くか、行事を諦めるか?だったでしょう。
核家族化になればこういう現状も起きているという事です。
※生後2カ月以内は首も座っていないと、預かり出来る人は家族以外には居ないという現状です。
保育園によっては生後2カ月から預けられるところもあるようです。
こういう状況には、何処がサポートしてくれて、誰に見てほしいか?
大きな組織で取り組みが出来れば利用者の負担は少なくで済む場合もあるのでしょうが、特殊性があって、万が一の責任の所在からこの手のサポートは中々形になりにくいそうです。
欲しいという声はあるけれど。
この手の情報に関して形の見えないモノほど、最初は専門的な知識を活用した方が良いとすれば、
専門性の知識と経験がある、複数の目がある。目的が同じ。
を、上げてみました。
皆さんは、どういうサポートの形が欲しいですか?
どういう人に見てもらいたいですか?
こういうことを形にしようとしている人は、実際います。
ただ、 必要なところへ届いていないのかも。
女性が安心して妊娠・出産・育児を迎えられるために、子育て支援、大きくは産後ケアに取り組めたらと思います。
写真は生後一か月以内の茉玲(まれ)ちゃん
満永